商略AI

SaaSの料金プランの選び方と、商略AIの3プランの違い

更新 プロダクト5分

料金表を開いて、3つ並んだプランを見比べて、結局まんなかを選ぶ。 よくあると思います。

決めきれないのは、優柔不断だからではありません。料金表に書いてあるのは項目の有無で、それが自分に効くかどうかは書かれていないからです。

この記事の前半は、どのSaaSでも使えるプラン表の読み方です。後半で、商略AI(マーケティング支援SaaS、 https://shoryaku.net )の3プランをその読み方で説明します。

料金表を見るときの3つの見方

1. 上限が2つ以上あるときは、先に尽きるほうが本当の上限

「分析 月100回」と書いてある隣に、「クレジット ◯◯まで」のような別の上限が並んでいることがあります。このとき、実際に使えるのは少ないほうです。

AIを使うサービスでは、この形がほぼ必ず出てきます。 1回の処理の重さが毎回違うためです。データが少ない事業と、広告アカウントに何百のキャンペーンがある事業とでは、同じ「1回」でも消費するものがまるで違います。

なので、回数だけを見て比べても意味がありません。 見るべきなのは「重い処理を続けたときに何回できるか」で、そこを書いていない料金表は、回数のほうを大きく見せている可能性があります。

2. 上位プランとの差が「量」「機能」「質」のどれかを分ける

上位プランの差分を、この3つに仕分けると判断が早くなります。

差の種類 例 判断の仕方
量 回数、容量、ユーザー数 下のプランで使ってから決められる。 足りなくなってから上げればいい
機能 使える / 使えない 要否で決まる。 要らない機能なら、上げても払い損
質 速さ、精度、モデルの賢さ 試さないと分からない。 無料期間はここを確かめるために使う

一番判断を誤りやすいのが「質」です。 カタログの表では比べられないので、無料期間があるなら、量が足りるかどうかより先に質を確かめたほうがいいです。

3. 途中で変えられるか、変えたときどうなるか

契約前に確認しておくと、最初の選択が軽くなります。

  • 上げ下げはいつでもできるか。 即時に切り替わるか、翌月からか
  • 差額は日割りか、それとも払い直しか
  • 解約したとき、期末まで使えるのか、その場で止まるのか

変えられると分かっていれば、下から始めればいいという結論になります。逆に、年契約で途中変更ができないなら、最初の選択にかける時間の価値が上がります。

商略AIの3プランは、違いが3つだけです

上の見方をそのまま自社に当てはめます。違うのは、この3つだけです。 金額はいずれも月額です。

ライト(980円) スタンダード(2,980円) プロ(4,980円)
施策の作成・作り直しの回数 月10回 月20回 月25回
AIモデル 標準 ライトと同じ標準 推論性能の高いモデル
広告分析の細かさ アカウントとキャンペーンまで 左と同じ 広告グループ、広告、キーワード、クリエイティブまで

それ以外は全プランで同じです。

  • AIチャット
  • 改善提案の生成(回数制限なし。 クレジット残量の範囲内)
  • 外部連携(数の上限なし。 Google Analytics、Search Console、Google広告、Meta広告、Instagram)
  • MCP連携(Claude Code、Codex、Cursor、Gemini CLI から使う)
  • ブログ記事・SNS投稿の下書き(チャットで「〇〇をテーマに書いて」と頼む)
  • 月次レビューの生成と印刷
  • 獲得コストの上限判定と、提案の確度計算(別の記事で説明しています)

ライトとスタンダードでAIモデルを変えていません。 安いプランで一番悪い出力を見せると、そのプランを選んだ人にとってサービスの評価がそこで決まってしまうためです。絞っているのは回数だけで、出てくるものの質は同じです。

「月20回」は保証ではありません

さっきの見方1を、自社にも当てはめます。商略AIにも上限は2つあります。

分析の回数とは別に、AIの利用量の上限(クレジット)があります。重い分析が続けば、回数より先にクレジットが尽きます。 連携している媒体が多いほど、広告アカウントが大きいほど、1回が重くなります。

クレジットの上限は、各プランの売上の25%をAI原価の天井として置いた数字です(原価の記事に計算を書きました)。この比率は値下げしても動かしていません。

プロの分析回数を25回にしているのも、この計算からです。推論性能の高いモデルは1回あたりの原価が約4倍かかります。 月額4,980円の原価天井で回せる典型的な分析が29回なので、表示した回数に実際に届くように25回で止めています。 「月100回」と書くことはできますが、それは4,980円では成立しません。

選び方は、3つの質問で決まります

質問1: 検索広告を出していますか

出していないなら、プロを選ぶ理由はほぼありません。

プロの差分は「広告分析の細かさ」と「モデル」です。広告のデータが無ければ、細かさの差は出ようがありません。

質問2: 広告で、キャンペーンより下の階層を触りますか

ここが分かれ目です。

アカウント全体とキャンペーン単位で判断しているなら、スタンダードで足ります。 予算配分を見て、成果の悪いキャンペーンを止める、という使い方です。

広告グループ、広告文、キーワード、除外キーワード、クリエイティブまで見て直すならプロです。 ライトとスタンダードでは、この階層のデータがAIに渡りません。「アカウント・キャンペーンの基本分析を表示しています」と画面に出て、それより下は分析の対象外になります。

競合の少ないキーワードを探す機能も、プロのみです。

質問3: 月に何回、分析し直しますか

  • 週1回のペースなら月4〜5回。 ライトで足ります
  • 媒体ごとに分けて見たい、施策を打つたびに見直したいならスタンダード
  • プロの25回は、回数のためというより、質を上げた結果として置かれた数字です

迷ったら、ライトから始めてください

プランはいつでも変えられます。

  • 上げるときは即時に切り替わり、差額はその場で日割り請求されます
  • 下げるときも即時に切り替わり、払いすぎた分は残高になります
  • 解約は期間の終わりまで使えます。 日割りの返金はしません

つまり、最初にプロを選んで様子を見る必要はありません。 使ってみて回数が足りなければ上げる、広告の細かい階層を触りたくなったら上げる、で間に合います。

契約前に確認すること

  • 無料プランはありません。 無料で使えるのは14日間のトライアルだけです(理由はこちら)
  • プロの差分は、機能が増えることではなく、見える粒度が細かくなることです。 広告を出していない事業だと、差を感じにくいと思います
  • 分析回数は上限であって保証ではありません。 重い分析が続けばクレジットが先に尽きます
  • 解約時の日割り返金はありません。 期間の終わりまで使えます

試すには

14日間の無料トライアルは、開始時のカード登録なしで試せます。上の「質」を確かめるための期間だと考えてください。

数字だけ先に見てみたい方には、登録不要の CSV売上診断 もあります。