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MarketoのAPI連携エラー1003・603の確認と対処

マーケティング3分

Marketoの連携が止まった場合は、エラーコードと呼び出したAPIの条件を確認します。2026年には、大きな静的リストからの活動取得と、アクセストークンを渡す方式に変更がありました。数字が減った理由を施策へ結びつける前に、データが最後まで取得できたか確かめます。

この記事は、マーケティング担当者が連携担当者へ渡す確認事項と、レポート復旧の進め方をまとめたものです。

1003:大きな静的リストからの取得条件を確認する

2026年9月30日から、Get Lead ActivitiesまたはGet Lead Changesで listId を指定し、対象の静的リストが10,000件以上のリードを含む場合は、1003エラーが返ると案内されています。すべてのリストやAPIの利用禁止ではありません。Adobeの移行案内

対象条件に合う場合は、抽出に使うリストを小さく分ける方法や、Bulk Activity Extract・Data Streamsとリスト所属情報を突き合わせる方法を検討します。変更前に、データの粒度、取得可能期間、利用上限、保存先まで連携担当者と確認します。

移行案内の分割に関する記述は境界値の表現がそろっていないため、10,000件ちょうどでの成功を前提にしません。実際の応答を確認し、対象リストを10,000件未満にするなど、障害条件を避ける設計を担当者へ相談してください。

1003は他の不正なデータにも使われるコードです。番号だけで原因を決めず、API名、応答メッセージ、パラメーターを照合します。エラーコードの公式説明

603:認証方式と権限を分けて確認する

REST APIへ access_token をURLのクエリパラメーターで渡す認証は、2026年8月31日にサポートが終了しました。Adobeは Authorization ヘッダーを使うよう案内し、旧方式で603が起きる場合があると説明しています。認証方式の案内

一方で、603はアクセス権限などの問題でも起きます。601は無効なトークン、602は期限切れのトークンです。603をすべてトークンの期限切れとして扱うと、原因が残ります。

症状 連携担当者へ渡す確認事項
1003 API名、応答文、listIdの有無、対象リストの件数
601・602 トークンの取得・更新処理と、有効期限の管理
603 トークンの渡し方、API利用者の権限、アクセス制限
一部の処理だけ失敗 処理ごとの接続設定と、最後に成功した時刻

ここで終了したのは、REST API呼び出しでトークンをURLへ渡す方式です。トークンを発行する処理まで、同じ変更だと決めつけないでください。

HTTPの成功だけで、取得完了と判断しない

Marketoでは、応答レベルやレコード単位のエラーでもHTTPステータス200が返る場合があります。連携側がHTTPの応答だけを見ていると、失敗を見逃す可能性があります。応答とレコードのエラー

次の表を、社内の取得確認に使えます。これは推奨する記録項目で、Marketoの画面を再現したものではありません。

記録 用途
処理名と担当者 修正の依頼先を明確にする
最後に完全取得した期間 レポートで使える範囲を示す
HTTPと応答本文の結果 通信成功と処理成功を分ける
取得件数・保存件数 保存まで終わったかを確認する
未取得期間 再取得とレポートの注記に使う
重複処理の方法 再実行で成果を二重に数えない

件数が少ない日があっても、正常な取得が確認できれば業務上の変化として調べます。取得が失敗した期間は、まず「未取得」として扱います。

復旧後は、欠損期間と下流の集計を確認する

  1. 影響する処理と、そのデータを使うレポート・配信条件を特定する。
  2. 最後に正常終了した期間と、失敗し始めた期間を残す。
  3. 修正後は限定した範囲で、取得から保存までを確認する。
  4. 再取得できる範囲と重複除去の方法を決めてから、欠損期間を補う。
  5. 元データだけでなく、集計・AI分析・対象者の条件も更新されたか確認する。

抽出用リストを分ける際は、配信や営業の対象条件まで意図せず変わらないか照合します。取得の再実行とメール配信の再実行も、別の作業として扱います。

AI分析に渡すデータの状態も残す

次のマーケティング集計を分析してください。

取得元と対象期間:
正常に取得できた範囲:
未取得・一部失敗・再取得中の範囲:
集計した数字と事業の条件:

未取得を成果ゼロとして扱わないでください。
観測できた変化と、データ欠損によって判断できないことを分けてください。
追加確認は、データ取得の問題と施策の問題に分けて示してください。

まず連携担当者へエラーと対象条件を渡し、レポートに取得状況を添えます。マーケティングデータをAIへ渡す方法を使う場合も、この注記を残してください。商略AIのチャットでは、入力した集計と事業情報から改善を相談できます。Marketoの自動連携やAPI修復には対応していません。