ディスプレイ広告の移行|デマンドジェネレーションの確認点
Googleのディスプレイ広告は、デマンドジェネレーション(Demand Gen)キャンペーンへ段階的に移行します。Googleディスプレイネットワーク(GDN)への配信自体は続き、移行後もGDNだけで配信できます。Googleの発表
移行前に行うのは、現在の予算・配信先・素材・計測を記録し、移行後に同じ目的で運用できるかを確かめる作業です。この記事では、その確認表と結果の見方をまとめます。
移行の案内と、自社の実行日を確認する
Googleは2026年5月26日に移行方針を発表しました。公式ヘルプでは、移行ツールは6月から段階的に提供され、新規作成の変更と残る対象キャンペーンの自動移行は「今後の予定」とされています。移行の公式ヘルプ
すべてのアカウントが同じ日に変わると考えず、管理画面の通知と対象キャンペーンを確認します。キャンペーンタイプの選び方から整理したい場合は、Google広告の種類と選び方も参照してください。
現在の設定を確認表に残す
移行後に「どこが変わったか」を追えるよう、現在の設定と判断理由を記録します。画面の保存だけでなく、運用上の目的も書いておくと、設定名が変わった場合にも照合できます。
| 確認項目 | 移行前に記録するもの | 移行後に確かめるもの |
|---|---|---|
| 目的・計測 | 購入、予約、有効な問い合わせなどの定義 | 同じ成果を評価しているか |
| 予算・入札 | 日予算、共有の有無、入札方式、目標値 | 新しい設定と費用の推移 |
| 配信先・対象 | チャネル、対象顧客、除外とその理由 | 意図した範囲で配信されているか |
| 素材・案内先 | 画像、ロゴ、文言、表示条件、LP | 表示内容、審査、着地ページ |
| 実施中の施策 | セール、LP変更、別の広告テスト | 比較を変える出来事がないか |
例えば「対象外の地域へ配信しない」は目的です。設定の移行ができたように見えても、その目的が維持されているかまで確認します。
実行前に解決する条件
公式ヘルプには、共有予算など、移行時の対応が必要な条件が載っています。また、移行したキャンペーンを元のディスプレイキャンペーンへ戻すことはできません。移行ツールと制限事項
エラーが出たら、表示された項目を最新の対応表と照合します。移行のために条件を外すときは、その条件が守っていた運用目的と、代わりの設定を先に確認してください。審査に必要な表示や配信対象の除外を、移行を通すためだけに削る判断は避けます。
判断がつかない項目があれば、解決してから実行日を決めます。移行操作そのものと、広告文やLPの改善を一度に進めると、結果が変わった理由を追いにくくなります。
移行日の費用を別に確認する
移行した日の、それまでのディスプレイ広告費は、新しいキャンペーンの予算消化へ引き継がれません。移行当日は、旧・新キャンペーンを合わせた費用を確認する必要があります。予算の扱いに関する公式説明
当日すでに使った費用、これから許容する費用、確認する担当者を決めます。通常の日予算だけを見て安心せず、移行日全体の支出を記録してください。
チャネルと素材を確認して配信を見る
デマンドジェネレーションのチャネル設定は広告グループ単位です。手動で配信先を選ぶ方法と、自動選択する方法があります。チャネル設定の公式ヘルプ
移行直後は、まず元の目的に合う範囲かを確認します。YouTubeなどへ広げるなら、別の改善判断として、素材、予算、評価条件を決めます。新しい配信先でも使う画像には、AI広告クリエイティブの制作と比較手順を使えます。
移行後の点検では、次を見ます。
- キャンペーンと広告の状態、実際の配信状況。
- ロゴ・文言・表示条件が意図どおりか、LPと整合しているか。
- チャネル別の費用と成果、対象外の問い合わせや購入の有無。
- 成果の計測が続いているか、成果が出るまでの時間を待てているか。
素材の表示はプレビューでも確かめます。設定が保存されたことと、期待する広告が配信されていることを別々に確認しましょう。
移行前後の成果をどう読むか
移行前後では、需要、セール、季節、配信量なども変わります。単純な前後比較だけで「移行のおかげで改善した」とは断定できません。
| 結果 | 次に調べること |
|---|---|
| 費用が増えた | 移行日特有の費用、予算設定、チャネルの変化 |
| 成果が減った | 配信状態、計測、素材、対象範囲、成果までの時間 |
| 獲得単価が下がった | 成果の質と定義、需要や販促の変化 |
| 判断できない | 不足データと、次に確認する時点 |
広告が生んだ追加の成果まで検証したい場合は、広告の増分効果を測る方法で、比較の設計を別に検討します。
AIに確認表を点検してもらうテンプレート
ディスプレイ広告からデマンドジェネレーションへの移行準備を点検してください。
広告の目的と成果の定義:
対象キャンペーンと管理画面の移行案内:
現在の予算・入札・配信先・除外条件:
広告素材・表示条件・LP:
移行できない項目と公式ヘルプで確認した対応:
各条件を設定した理由:
移行日の使用済み費用と残りの許容費用:
同時期のセール・サイト変更・広告テスト:
移行後の確認担当者と確認時期:
出力:
- 実行前に解決する項目と不足情報
- 移行直後に照合する設定と表示
- 継続、修正、判断保留に使う観測項目
未確認の対応機能や改善率を作らないでください。
移行操作や、既存の除外・必要な表示の削除を自動実行しないでください。
ChatGPTやGeminiに渡すときは、顧客情報やアカウントの認証情報を含める必要はありません。まず、現在の設定を確認表へ移します。商略AIでは、連携したGoogle広告の数字と事業条件から、チャットで費用や成果の評価を相談できます。移行操作と設定の照合は、Google広告の管理画面で行ってください。