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AI広告クリエイティブの作り方|訴求・画像・検証の手順

更新 マーケティング5分

AI広告クリエイティブは、生成AIを使って広告のコピーや画像などを作る方法です。制作は「誰の、どんな疑問に答え、何をしてもらうか」を決めるところから始めます。

画像を増やすだけでは、成果が変わった理由は分かりません。この記事では、制作指示を作り、訴求と画像を分けて比較し、問い合わせや購入まで確認する手順を紹介します。

制作ツールを選び、素材を作る

制作の操作から知りたい場合は、作るものに合わせて次の手順を使えます。

広告から記事へ案内する場合は、AIブログ作成ツールの比較とSEO記事の制作手順も使えます。素材を制作した後は、このページの手順で、何を比較するかと成果の見方をそろえてください。

AI広告制作でできることと、人が決めること

国内でも制作工程の統合が進んでいます。LINEヤフーは2026年9月7日、Creative AI Lab Betaの提供を開始しました。商品URLなどと広告の目的を入力し、戦略や広告画像の提案、チャットでの修正、サイズ変更を進められます。公式のお知らせ

こうした制作支援を使う場合も、販売条件が正しいか、どの訴求を比べるか、何を成果とするかは先に決めます。ツールの候補を、そのまま広告の正解とは扱いません。

AIへ依頼する作業 自社で用意する判断材料
コピーの言い換え 商品が実際に提供する価値、使える根拠
構図や背景の候補 正しい商品写真、ブランドの表現条件
比較用の素材案 変える要素、固定する要素、評価指標
振り返りの整理 実際の配信結果、成果の定義、同時期の変更

静止画を動画へ変える場合の確認

Metaは2026年10月6日、Advantage+クリエイティブの静止画から動画を作る機能の提供拡大を発表しました。商品カタログの画像を動画にする機能は、適格な広告主向けのベータと区別されています。Metaの公式発表

動画へ変える際は、元画像が正しいことに加え、動きによって商品の意味が変わっていないかを確認します。

点検するもの 確認すること
商品の形と動き 実物にはない可動部、使い方、付属品を足していないか
文字と条件 価格・利用条件を読み取る前に消えないか
音声・字幕 本文や案内先と、別の約束になっていないか
終わりの場面 次にする行動と案内先が分かるか
比較の記録 静止画と動画で、何を変えたか説明できるか

動画化と同時に見出しや価格まで変えた場合は、「動画の効果」だけを比べたことにはしません。全体の広告案を比べた結果として残します。自社で使える生成機能と、配信時の素材条件は、広告アカウントでも確認してください。

最初に制作指示を一枚にまとめる

制作指示は、担当者が変わっても同じ条件で案を出せるようにするためのものです。次を埋めてからAIへ渡します。

商品・サービス:
広告を見てほしい人:
その人が購入前に迷うこと:
今回伝える価値:
裏付けに使える情報と出典:
広告から案内するページ:
期待する行動(購入、予約、問い合わせなど):
価格・対象地域・利用条件:
使える写真・ロゴと、その利用条件:
使わない表現:
掲載媒体と、確認した素材仕様:

「便利」「高品質」だけで終わる場合は、読み手が何を判断できる情報なのかを書き足します。たとえば予約サービスなら、予約できる時間帯、利用までの流れ、変更方法などが判断材料になります。これは説明用の例であり、提供していない機能を足す指示ではありません。

訴求と画像を分けて比較する

比較は、知りたいことから逆算します。以下は自社で作る比較計画の例です。

今回知りたいこと 変えるもの 固定するもの
購入前のどの不安に答えると反応するか 見出しが答える疑問 商品写真、価格、案内先、行動ボタン
商品の使い方が伝わる構図はどれか 画像の見せ方 見出し、販売条件、案内先
次の行動を理解できるか ボタン周辺の案内文 訴求、画像、実際にできる行動

最初から訴求・価格・背景・LPを全部変えると、良かった組み合わせは残せても、次に何を再利用すべきかが分かりません。複数をまとめて比較するなら、「一要素の効果」ではなく「広告案全体の比較」と記録します。

また、通常の広告配信では、各素材へ同じ条件で表示が割り当てられるとは限りません。広告を並べて配信した結果と、媒体の実験機能で条件を分けたA/Bテストは区別します。

ChatGPT・Geminiで制作案を整理するプロンプト

次の制作指示に基づいて、広告クリエイティブの案を整理してください。
制作指示:
今回比較したい問い:
変えてよい要素:
固定する要素:

各案に次を付けてください。
- 読者のどの疑問に答える案か
- 見出しと補足コピー
- 画像の構図・必要な実物素材
- クリック後のページで同じ約束を伝える箇所
- この案を評価する成果と確認方法

入力にない価格、機能、実績、顧客の声を作らないでください。
画像生成が必要な案と、既存の写真で作れる案を区別してください。
案の見た目からクリック率や売上を予測しないでください。

文章の整理だけなら、無料のChatGPTやGeminiから始められます。画像作成や修正の範囲・利用上限は、使うサービスで確認してください。

公開前に、広告とLPを照合する

文字の誤りだけでなく、商品の形、ロゴ、色、価格、対象条件を確認します。写真風の画像で、実際には付属しない品や提供しない体験が見える場合は修正します。

広告の約束がLPでも見つかるか、掲載サイズで文字を読めるか、ボタンが実際の行動と合うかも点検してください。AI生成の素材でも、権利や媒体の掲載基準の確認は必要です。

Creative AI Labの公式ガイドでも、公開前のレビューと必要な画像の保存を案内し、審査通過や成果を保証するものではないと説明しています。

効果はクリックと、その後の成果で見る

結果の状態 次に調べること
クリックが増え、成果も増えた 費用と成果の質が許容範囲か
クリックは増えたが、成果が増えない 広告とLPの約束、対象者、計測の状態
問い合わせは増えたが、対象外が多い コピーで条件を十分に伝えているか
素材ごとの表示量が大きく異なる 配信条件をそろえて比較できるか
データが少ない 勝ち案を決めず、必要な観測を続けられるか

率だけでなく、表示・クリック・成果の件数と費用も残します。結果の整理には、AIでマーケティング施策を振り返る方法を使えます。LPとのつながりが問題なら、AIでLPの改善案を出す手順へ進んでください。

まずは制作指示を埋め、「今回知りたい問い」を一つ決めます。商略AIのチャットでも、事業情報に沿って施策や比較条件を相談できます。画像の制作と、各媒体への入稿は、利用する制作ツール・広告管理画面で行います。