商略AI

LINE広告の終了と移行|計測・予算・レポートの確認手順

更新 マーケティング5分

LINE広告は、2026年10月26日に日本向けの広告配信と新規作成・編集を停止する予定です。配信を続ける場合は、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行を進めます。停止スケジュールの公式案内

移行ツールで設定をコピーしても、計測や実績までそろうわけではありません。この記事では、事前準備、手動で引き継ぐ情報、配信前後の確認を整理します。

配信停止と、管理画面の閲覧終了を分ける

停止後も管理画面は一定期間読み取り専用で利用でき、レポートや支払い履歴を確認できます。閲覧終了の具体的な日程は後日案内とされています。また、配信終了後に費用や決済が更新される場合があります。公式のお知らせ

そのため「最後の配信が終わったから、明細確認も終わり」とはしません。配信の切り替え担当と、あとから費用・請求を照合する担当を決めておきます。最新の日程は管理画面の通知でも確認してください。

最初に移行元・移行先・担当者を決める

LINE広告のデータや配信設定は、自動ではLINEヤフー広告へ移りません。公式ガイドは、移行ツールまたは手動での移行を案内しています。ツールの利用には認証済みビジネスマネージャーとの連携が必要です。公式の移行ガイド

作業を始める前に、次を一枚へまとめます。

移行元の広告アカウント:
移行先の広告アカウント:
管理するビジネスマネージャーと認証状態:
移行方法と、利用条件の確認先:
アカウント操作・タグ設定・請求確認の担当:
移行対象のキャンペーンと広告の目的:
配信開始を確認する日時:
移行元の配信を終了する条件:

代理店へ依頼している場合も、タグの設置担当や自社の成果定義が伝わっているかを確認します。広告設定だけが移り、サイト側の作業が残る状態を避けるためです。

コピーされる情報と、設定し直す情報

公式ガイドでは、キャンペーンなどの設定や素材を移せる一方、タグ・コンバージョン設定、過去の配信実績・レポート、自動入札の学習データ、外部API連携は移行されないとしています。引き継ぎ範囲の説明

次の表は、自社で引き継ぎを管理するための確認表です。個別の適用条件は、同ガイドと最新の移行ツール資料で照合します。

引き継ぐ目的 移行前に残す情報 移行後の確認
同じ商品を案内する 文言、素材、LP、販売条件 広告とLPの整合、審査状態
同じ成果を測る 成果の定義、発火条件、計測方式 イベント受信と成果設定
費用を管理する 予算、入札条件、支払いの担当 新旧を合わせた支出
過去と比較する 期間別の費用、成果、変更履歴 計測・配信条件の違い
外部ツールで集計する 接続先、取得項目、更新頻度 新しい接続と取得結果

「移行処理が成功した」と「必要な引き継ぎが済んだ」を別々に確認します。

計測は、成果の定義から設定し直す

移行先のディスプレイ広告では、LINE広告のLINE Tagをそのまま成果計測に使う前提にはできません。新しい計測タグとコンバージョン設定を確認します。既存の移行先アカウントを使う場合は、設置済みタグを利用できるケースもあります。計測の引き継ぎ条件

先に、何を成果とするかを書きます。「問い合わせページを開いた」と「送信が完了した」は違うイベントです。以前の画面名だけを写すのではなく、どの行動を計測していたかで照合します。

計測タグは、ウェブサイト上のイベントを受信して、コンバージョンなどに利用する仕組みです。タグの設置と、成果として使う設定の両方が必要になります。計測タグの公式ヘルプ

実際の確認では、サイトで行動した時刻、計測タグ側の受信、コンバージョン設定の対応を追います。タグの追加前に、既存の設置と他機能での利用も確認してください。計測が新旧で違う場合は、移行前後の成果件数を同じ数字として比較しません。

配信開始前に、予算と状態を確認する

新旧の広告を並行して配信する期間があるなら、アカウントごとの予算だけでなく、合計支出を確認します。旧広告を止める条件を、移行先の広告・計測・案内先が使えることと結び付けて決めます。

管理画面では、以下を確認します。

  • 目的、入札、予算、配信範囲が今回の運用方針と合うか。
  • 広告と素材の審査・配信状態はどうなっているか。
  • LPへ進み、予定する購入・問い合わせができるか。
  • 成果計測と外部集計に、未解決の項目が残っていないか。

学習データも移ると考えて、旧広告と同じ獲得単価を初日から要求しないようにします。ただし、成果が安定するまで費用を無制限に受け入れるのではなく、事業で許容する費用と確認時期を先に決めます。

10月20日の管理ツール変更も、移行準備へ含める

LINEヤフー広告は2026年10月20日に、ディスプレイ広告の一部画面のデザイン刷新と、CSVダウンロードのShift_JIS提供終了を予定しています。インポートのShift_JIS利用は引き続き可能ですが、今後終了する予定です。推奨ブラウザーもGoogle Chromeのみに変更する案内があります。10月1日の公式予告

配信の移行と同じ時期なので、画面の変化と設定の引き継ぎを区別して確認します。レポートを外部で加工している場合は、ダウンロードしたファイルを実際の集計方法で読み、文字化けや列の取り違えがないか点検してください。

  • 担当者の作業環境が推奨ブラウザーに合うか確認する。
  • UTF-8などで取得したファイルを、使っている表計算・取り込み処理で試す。
  • キャンペーン名、日本語の列名、費用・件数が正しく読めるか照合する。
  • 自社の作業手順に古い画面や文字コードの前提があれば直す。

日程は変更される場合があるため、実施後も管理画面の案内を確認します。

過去レポートを比較できる形で保存する

移行元のレポートには、期間、成果の定義、費用、キャンペーンの目的を付けて保存します。単価だけの控えより、成果件数と費用を一緒に残すほうが、後から計測の違いを確かめられます。

移行後の振り返りでは、配信先、計測、販促、LPの変更を記録します。施策の前後比較で因果を断定しない振り返り方も使えます。

ChatGPTやGeminiには、上の引き継ぎ表と作業状況を渡し、「未完了の項目を、配信・計測・請求・記録に分けて。完了と判断するために見る画面やデータを挙げて」と依頼できます。アカウントの認証情報は渡す必要がありません。

まずは移行元と移行先を確定し、計測を担当する人まで含めて引き継ぎ表を埋めます。商略AIのチャットでは、自分で用意した集計値と事業条件から、評価の観点を相談できます。LINEヤフー広告のデータ連携や移行操作には対応していません。