商略AI

HubSpotのAIセグメント作成|Breezeの条件確認手順

マーケティング3分

HubSpotでは、Breezeへ自然言語で対象者を説明し、セグメントの条件を作れます。2026年9月の製品更新では、生成したフィルターを確認・修正して保存する流れが紹介されています。9月の公式更新

AIを使うと条件の入力を進めやすくなりますが、何をもって対象者とするかは自社で決めます。この記事では、条件の記入表と、誤った対象者を含めないための確認手順を紹介します。

動的セグメントと静的セグメントの違い

セグメントは、以前「リスト」と呼ばれていた機能です。動的セグメントは条件に合わせて対象が更新され、静的セグメントは保存時の対象を保持します。静的でも手動の追加・削除はできます。セグメントの公式説明

選択の観点 動的を検討する場面 静的を検討する場面
対象の変化 条件に当たる人を継続して管理したい ある時点の確認対象を残したい
後から入る記録 同じ条件なら対象へ加えたい 今回の確認へ自動で加えたくない
運用 条件の意味と変化を点検する 対象の版と手動変更を点検する

一度だけの案内でも、準備中に対象を更新したいか、確定した対象を保持したいかで選び方が変わります。「メールを送るから静的」と一律に決めません。

「関心が高い人」を、記録にある条件へ分ける

「購入しそうな人」という説明だけでは、担当者とAIで解釈がずれます。使うプロパティー、期間、必要な行動、除外する記録を明示します。

今回の施策と対象オブジェクト:
対象者へ案内する理由:
含める条件と、元のプロパティー・記録:
期間と基準日:
すべて必要な条件(AND):
いずれかを満たせばよい条件(OR):
除外する条件:
値が不明なレコードの扱い:
動的・静的の選択と理由:
セグメントを使う次の作業:

この記入表は、自社の条件を説明するためのものです。記録のない行動をAIに推測させて、対象へ加えるための指示ではありません。

AND・ORは、文の意味と照合する

次は条件の設計例です。実在の顧客データや、推奨される一律の配信条件を示すものではありません。

対象業種に当たる
AND
(製品の相談を申し込んだ OR 製品資料を請求した)
AND
対象商品をまだ契約していないことを確認できる

括弧の位置が変わると、業種に合わない人まで対象になる場合があります。また「契約日が空欄」を「未契約」と同じ意味にするには、空欄が何を表すかの確認が必要です。

点検するレコードの例 確認すること
条件をすべて満たす 想定どおり含まれるか
業種だけが対象外 行動があっても外れるか
契約情報が不明 不明を未契約として扱っていないか
除外条件に当たる ORの別条件で戻ってこないか

プロパティーの値をどう管理するかは、営業やデータ管理の担当者とそろえます。AIによる条件作成より前に、記録の意味を確認する方が早く解決する場合もあります。

Breezeで生成し、保存前にフィルターを読む

公式の操作は、「CRM > Segments」から「Create segment」を選び、「Start with AI」でBreezeを開く流れです。対象オブジェクトと種類・条件を説明し、生成されたフィルターを確認して保存します。作成にはEdit Segment権限が必要です。公式の作成手順

アカウントで利用できる条件や関連オブジェクトの指定には、契約による違いがあります。日本語の画面表記も、実際のアカウントで照合してください。

生成された条件は、元の記入表と行ごとに比較します。条件を評価する「Test matches」も使い、代表的なレコードが意図どおり含まれるか点検します。条件確認の案内

セグメントの保存と、配信の開始を分ける

セグメントに含まれることだけで、その人へメールを送れるとは判断しません。配信するチャネルの条件、送信可能な状態、ほかの案内との重複を別に確認します。

  1. 条件と対象レコードを確認し、セグメントを保存する。
  2. どのメール・広告・営業作業で使うかを確認する。
  3. その作業の利用条件と、対象者の状態を照合する。
  4. 文面、案内先、ほかの配信との重複を点検する。
  5. 実行後に、対象数、実際の実行数、成果を別々に記録する。

セグメントの人数が増えたことは、配信や成約が増えた証明にはなりません。動的セグメントでは、実行時に誰が対象だったかも自社の記録へ残します。

条件だけをAIに点検させるプロンプト

この対象者の定義と、生成されたフィルターを照合してください。

対象者の定義:
プロパティーと空欄の意味:
生成されたフィルター:
含めたい例・外したい例・不明な例:

AND・OR、期間、除外、不明値で意味が変わる箇所を示してください。
入力にない顧客属性や行動を推測しないでください。
保存前に確認するレコードの条件を挙げてください。

まず対象・除外・不明の例を作り、生成フィルターと照合します。商略AIのチャットでも、事業条件をもとに対象者や施策の設計を相談できます。HubSpotの自動連携やセグメント保存には対応していないため、実際の記録と設定はHubSpotで確認します。