商略AI

LinkedIn予測オーディエンスとは?条件と作り方

マーケティング3分

LinkedIn予測オーディエンスは、元データとLinkedInのAIを組み合わせ、似た行動をする可能性のある対象者へ広告を広げる機能です。自社の顧客やコンバージョンなどをもとにするため、何を元データへ入れるかが重要になります。予測オーディエンスの公式説明

この記事では、利用条件を確認し、元データと広告の目的をそろえてから作成する手順を紹介します。2026年10月時点の公式ヘルプを参照しており、新規発表された機能という意味ではありません。

作成条件は、データの種類ごとに確認する

利用する元データの種類は一つ選びます。同じ種類の中では複数のソースを使えます。

データの種類 公式ヘルプの条件
連絡先・会社のリスト 300〜300,000行
コンバージョン・リード獲得フォーム・リターゲティング 300を超えるメンバーアカウント

作成ガイドには「300以上」とする記述もあるため、境界値だけを頼りにせず、要件ページと自社の画面で利用可否を確認します。要件ページ、作成ガイド

リストの行数を満たすことと、良い見込み客を見つけられることは別です。異なる商品や業務目的の記録を混ぜて、件数だけ増やさないようにします。

元データは「集まった人」より「増やしたい人」から選ぶ

次の表は、自社でデータを選ぶための判断例です。

元データの候補 先に確認すること
資料ダウンロード 目的の業種・用途と合うか。情報収集だけの人をどう扱うか
デモ・相談の申し込み 営業が対応できる条件と、商談対象の定義
成約した顧客 商品、契約時期、対象市場に偏りがないか
サイトの訪問者 採用、サポート、既存顧客の利用が混ざらないか

たとえば新しい法人向けサービスの相談を増やしたいなら、採用ページへの訪問と製品デモの申し込みを、同じ行動として扱わない設計が考えられます。これはデータ選定の例であり、特定のソースの成果を保証するものではありません。

元データの定義、期間、件数、更新担当者を残します。AIに対象者を広げてもらう前に、自社の「良い見込み客」を言葉で説明できる状態にします。

Campaign Managerで作成する

公式の手順は、広告アカウントの「Plan」から「Audiences」を開き、「Create audience」で「Predictive audience」を選びます。名前、元データ、地域、サイズを設定し、確認して作成します。公式の作成手順

設定前に、次を一枚にまとめると確認が進めやすくなります。

広告の目的と対象市場:
増やしたい見込み客の定義:
元データの種類、条件、期間、件数:
元データから外す記録と理由:
予測オーディエンスの地域とサイズ:
既存顧客を広告対象へ含めるか:
予算と、使う広告・案内先:
問い合わせ後に確認する商談条件:
確認担当者と見直し日:

作成後は、現在の状態と規模を確認してから広告へ利用します。作成直後の規模だけで失敗と判断せず、準備が済んだかを管理画面で確かめてください。

新規獲得なら、元データの除外も確認する

連絡先や会社の元リストを広告対象へ含めたくない場合、LinkedInは広告セットでそのリストを除外することを勧めています。予測オーディエンスを使うだけで既存顧客が自動的に外れる、と考えないでください。元リストの扱い

新規の定義もそろえます。「その人が初めて問い合わせた」と「その会社が初めて契約した」では、判定に使う記録が異なります。媒体側の除外と、営業側での新規判定を照合します。

CPLと、商談につながった割合を分ける

リード獲得単価が下がっても、営業対象にならない申し込みが増えたなら、事業上の改善とは限りません。

見るもの 確認する問い
費用とリード数 同じ成果定義・期間で比較できるか
有効な問い合わせ 対象業種、用途、対応条件に合うか
商談へ進んだ記録 重複や既存顧客を同じ方法で扱ったか
対応の負担 営業が処理できる量か

元データ、広告文、地域、予算を同時に変えると、何が効いたか分かりにくくなります。変えた内容を残し、商談の判定がそろった期間で見直してください。広告の増分効果の考え方も評価の問いを分ける助けになります。

まず元データの定義と除外の方針を決めます。商略AIのチャットでは、入力した広告の集計と事業条件から、評価項目や改善の順番を相談できます。LinkedIn広告の自動連携には対応していないため、設定とデータ確認はCampaign Managerと自社の記録で行います。