Google広告のAIダッシュボードとは?条件と作り方
Google広告のAIダッシュボードは、指示文から広告実績の表示を作り、会話を重ねて調整できる機能です。2026年10月11日に確認した公式ヘルプでは、限定ベータとして案内されています。AIダッシュボードの公式説明
全アカウントで使えるものとして準備を進めるのではなく、利用資格を確認します。この記事では、AI機能と従来機能の違い、表示する指標の決め方、作成後の点検を説明します。
利用条件と、現在の制限
公式ヘルプのFAQでは、許可リストに登録されたアカウントと有効なNDAが必要とされています。利用を希望する場合の確認先はGoogle広告の営業担当者です。
同じページの機能一覧には幅広い機能が載っていますが、FAQでは現在、データのエクスポート、レポート保存、状態・予算の編集に制限があると説明されています。一般提供済みの機能や、すべて使える操作として扱わないでください。利用条件と制限のFAQ
以前から保存しているダッシュボードは、従来版へ引き続きアクセスできる案内があります。AI機能を使えない場合も、以下の設計を手動のダッシュボード作成へ使えます。
指示の前に「何を判断する画面か」を決める
同じ広告データでも、毎日の配信確認と、月次の予算判断では必要な表示が異なります。
| 判断したいこと | 表示の候補 | 一緒に確認すること |
|---|---|---|
| 支出が計画から外れていないか | 費用の日別推移と対象別内訳 | 予算変更、配信日数 |
| 成果が変わったか | 成果件数、費用、獲得単価 | 成果の定義と計測状態 |
| どこを詳しく見るか | キャンペーン別の費用と成果 | 配信目的、変更履歴 |
| 売上との関係はどうか | 確認できる売上と費用 | 返品、利益、自社の販売記録 |
これは自社で考える表示設計です。表にある売上や利益がすべてGoogle広告から自動で取得される、という意味ではありません。
「悪化した広告を見つけたい」なら、単価の大きい順に並べるだけでは足りません。費用と成果件数、前期間との差、計測できていない範囲も一緒に読みます。
期間・対象・成果の定義を先にそろえる
作成前に、次の項目を記入します。
この画面で決めること:
対象アカウントとキャンペーン:
対象期間と比較期間:
期間が完了しているか:
タイムゾーン、通貨:
使う指標とコンバージョンの定義:
計測変更・配信変更があった日:
取得できない情報:
期間の途中で成果の定義を変えた場合は、同じ指標名でも意味が変わることがあります。Google広告とGA4の数字を照合するときは、コンバージョン数が違う理由と確認方法も確認します。
AIダッシュボードへ渡す指示の例
次は、自社の表示要件をまとめる指示例です。利用中のベータが、すべての項目や処理へ対応することを保証するものではありません。
Google広告の実績を確認するダッシュボードを作成してください。
判断したいこと:
対象アカウント・キャンペーン:
対象期間・比較期間:
成果の定義:
費用と成果件数を並べ、日別推移とキャンペーン別内訳を見たいです。
率や単価は、分子・分母が分かる形にしてください。
成果ゼロの場合は、単価を通常の数値として計算しないでください。
取得できない情報は不明としてください。
まず対象・期間・指標が要件と一致するか確認できる表示にしてください。
最初から多くの切り口を詰め込むより、対象と期間が正しいことを確認してから、必要な内訳を足します。見た目を整える前に、同じ条件の管理画面の数字と照合します。
従来のダッシュボードで手動作成する方法
従来機能は、「キャンペーン」から「分析情報とレポート」「ダッシュボード」へ進み、新規作成または既存の編集を選びます。スコアカード、レポート、メモを追加できます。従来版の公式手順
上の設計表をもとに、まず費用と成果件数のカード、変化を見るグラフ、条件を書いたメモを作ります。メモには比較期間、成果の定義、計測変更日を残すと、別の担当者も意味を読み取りやすくなります。
AI機能の制限と、従来機能の保存・共有方法は別に確認してください。新機能の説明にある制限を、従来版のすべてに当てはめないようにします。
完成した画面の確認表
| 確認 | 点検方法 |
|---|---|
| 対象 | アカウント・キャンペーンの範囲を照合する |
| 期間 | 途中経過と完了期間、比較対象を読む |
| 指標 | 「コンバージョン」などの定義と集計対象を確認する |
| 分母 | ゼロ件や取得不足を通常の単価にしていないか見る |
| 集計 | 同じ条件の元レポートと代表的な値を照合する |
| 次の判断 | 観測と原因の仮説を区別し、確認担当者を決める |
ダッシュボードは、変化の場所を見つける道具です。増減を見つけただけで原因が確定するわけではありません。月次の意思決定へまとめる場合は、月次マーケティングレポートのテンプレートへつなぎます。
まず自社の利用条件を確認し、期間と成果の定義を付けた表示設計を作ります。商略AIでは、連携したGoogle広告の実績をもとに、チャットで改善の観点を相談できます。Google広告内のAIダッシュボードを作成する機能とは、利用する画面と役割が異なります。